令和2年4月1日、東京都では受動喫煙防止条例が制定され、中野区でも令和3年1月より区立公園の禁煙化を行いました。
※但し、一定規模以上の6つの公園(新井薬師公園、中野上高田公園、哲学堂公園、平和の森公園、栄町公園、白鷺せせらぎ公園)は喫煙スペースを設ける分煙化としています。
こんなかんじの、小さくても黄色が目立つ案内が設置されている公園も。
「ただでさえ肩身が狭いのに公園でも吸えなくなり、吸う場所に困る!」という喫煙者のお気持ちも理解しますが、禁煙がルール化された以上、ルールを守っていただかなくてはなりません。
区としては禁煙化の案内看板に加え3月までは集中的に見回りも行ってきました。それにもかかわらず区内を移動していると、未だに公園で喫煙されている方や、ポイ捨てされたタバコがあったり…。
子どもたちを始め、公園利用者が受動喫煙することのない環境づくりが求められています。
そんな中、区内の子育てパパさんから「公園に喫煙者がいたり投棄ゴミが多くて困っている」とご連絡をいただき現場を案内していただきました。当該公園の状況を一緒に確認し、公園緑地課に対策を求めました。
そして、こちらの禁止案内(のぼりタイプ)の設置という対応をしていただきました。
数に限りがあるという事で、効果を見ながら設置公園を変えていくなど工夫するとのことでした。
禁煙化された公園にはルールを守らない方に対しての課題がありますが、喫煙スペースの設置で分煙化とされた公園には別の大きな課題が…。
植栽で囲っただけのオープンな喫煙所からは煙がダダ漏れです。
新井薬師公園内の喫煙所のすぐわきでは一輪車の練習をする子どもがいたり、児童館の中にもたばこのにおいが届くなど、ひどい状況。
他区には、コンテナ型やトレーラー型という形で煙そのものが流れていかないよう配慮した喫煙所を設置している区も増えています。
中野区としても喫煙所の在り方について良く検討する必要があると考えます。
渋谷区のコンテナ型喫煙所
千代田区のトレーラー型喫煙所