6月4日の本会議で一般質問をしましたので、私なりにまとめたものをご報告します。
4月, 2021
公園の禁煙・分煙化
令和2年4月1日、東京都では受動喫煙防止条例が制定され、中野区でも令和3年1月より区立公園の禁煙化を行いました。
※但し、一定規模以上の6つの公園(新井薬師公園、中野上高田公園、哲学堂公園、平和の森公園、栄町公園、白鷺せせらぎ公園)は喫煙スペースを設ける分煙化としています。
こんなかんじの、小さくても黄色が目立つ案内が設置されている公園も。
「ただでさえ肩身が狭いのに公園でも吸えなくなり、吸う場所に困る!」という喫煙者のお気持ちも理解しますが、禁煙がルール化された以上、ルールを守っていただかなくてはなりません。
区としては禁煙化の案内看板に加え3月までは集中的に見回りも行ってきました。それにもかかわらず区内を移動していると、未だに公園で喫煙されている方や、ポイ捨てされたタバコがあったり…。
子どもたちを始め、公園利用者が受動喫煙することのない環境づくりが求められています。
そんな中、区内の子育てパパさんから「公園に喫煙者がいたり投棄ゴミが多くて困っている」とご連絡をいただき現場を案内していただきました。当該公園の状況を一緒に確認し、公園緑地課に対策を求めました。
そして、こちらの禁止案内(のぼりタイプ)の設置という対応をしていただきました。
数に限りがあるという事で、効果を見ながら設置公園を変えていくなど工夫するとのことでした。
禁煙化された公園にはルールを守らない方に対しての課題がありますが、喫煙スペースの設置で分煙化とされた公園には別の大きな課題が…。
植栽で囲っただけのオープンな喫煙所からは煙がダダ漏れです。
新井薬師公園内の喫煙所のすぐわきでは一輪車の練習をする子どもがいたり、児童館の中にもたばこのにおいが届くなど、ひどい状況。
他区には、コンテナ型やトレーラー型という形で煙そのものが流れていかないよう配慮した喫煙所を設置している区も増えています。
中野区としても喫煙所の在り方について良く検討する必要があると考えます。
渋谷区のコンテナ型喫煙所
千代田区のトレーラー型喫煙所
3月, 2021
⑥令和3年 第1回定例会の予算総括質疑【産前・産後ケアについて】
令和3年 第1回定例会の予算総括質疑まとめの続きです。
2.中野区基本計画について
(5)産前・産後ケアについて(厚生分科会より)
動画で見たい方はこちら▷▷▷【中継動画】
質問①
かんがるー面接について伺います。かんがるー面接で産前産後ケアの利用登録をさせてもらえなかったり、登録はできてもネガティブな態度を取られたという声をいまだに耳にします。確認ですが、かんがるー面接における産前産後ケアの利用者登録の対象か否かを決める基準はどんなものがありますか。
区の答弁①(担当課長)
家族等から十分な家事、育児などの援助が受けられない妊婦、褥婦及び産婦並びにその新生児及び乳児であって、産前産後の心身の不調や産後の育児不安等がある方や、特に支援が必要な方を対象としているものでございます。
質問②
かんがるー面接時には家族のフォローが得られるということで判断されるかもしれませんけれども、様々な状況で、出産後状況が変わってしまい、いざ支援を利用したい、ショートステイしたいと思ったときに、利用登録カードがないがゆえにその制度の利用に至らないという、実際にそんな声も聞きました。これまでもかんがるー面接について様々改善をお願いしてまいりましたが、ここで改めてお伝えし、本当に産前産後ケアで妊婦や産婦が健やかに暮らせる社会をつくっていただきたいと思います。
(総括質疑はここまで。続いて分科会での質疑です)
区の答弁②(担当課長)
現在行っておりますかんがるー面接におきましては、妊娠期から子育て期にわたるまでの母子保健や育児に関する様々な悩み等に対応できるように、保健師等による相談を実施しているところでございます。かんがるープランについて、今後も改善は必要だというような認識を持ってございますので、他自治体の取組を参考にしながら研究してまいりたいというふうに考えてございます。
質問③
実際に面接をしたときに利用できませんと判断されてしまって、その後、実際に産後に何らかの理由でサポートを受けられなくなってしまい、利用登録カードがない中でわざわざ登録の電話をすることにすごくハードルを感じて、御自身で高いお金を払ってでも簡単にパッと来てくれるサービスを頼んだというお話も聞きました。
例えば面接の時点で、支援の対象にはちょっとできませんというか、御登録いただくことができないという判断をしたとしても、何かあったときには1本、とにかくすこやか福祉センターに電話をしてください、必ず電話をいただいたら助けますというか、そういったことをしっかりと伝えていただくだけでも全然違うということを感じています。来年度委託をかけるに当たって、どのように取り組んでいただけるのかをお聞かせください。
区の答弁③(担当課長)
産後、急に周囲のサポートを受けられなくなった場合の対応等についてというところでございます。こちらにつきましては、かんがるー面接は通常、妊娠20週の段階で実施をしてございます。この面接を実施した後、妊娠32週時点で今年度から保健師による電話連絡を実施してございます。この中で体調等の変化の有無を確認しまして、利用者登録が必要であると判断した場合には利用者登録を促しているところでございます。また、産婦の方から御相談を受けた場合、また、健診等で異変といいますか、お困り、悩み事を感じたような場合も、私ども職員のほうで察知する場合がございますので、こうした場合には再度かんがるー面接を実施しまして、利用者登録を促しているというような状況でございます。今後も改善してまいりたいというふうに考えてございます。
質問⓸
施設の利用イメージが湧かないという声も非常に多いです。例えば、利用できる施設の写真をちょっとお見せして、もちろん施設から許可をいただいて、こういう施設で、こういう方々がサポートしてくれるなど、利用イメージをお伝えすることによって、利用するべきかって悩んでいる方が利用するというところに進むと思いますが、いかがでしょうか。
区の答弁⓸(担当課長)
妊娠から出産、子育てまでの個々のニーズに応じました切れ目のない支援により安心して出産し、子育てできる環境を整えていくというためには、必要な方にサービスの内容を知ってもらいまして、十分に御利用いただくことが重要であるというふうに認識してございます。このため、事業の利用時のイメージがより分かるよう、ホームページや事業周知の案内チラシなどの改善を今年度図ってきたところでございます。委員御指摘のとおり、写真やイラスト、動画の活用など、よりサービス利用時のイメージが伝わるように工夫してまいりたいと考えてございます。
質問⑤
区の答弁⑤(担当課長)
オンラインでの事業実施についてということでございますが、現在もいわゆる3密を避けるということで、事業の参加者数、1講座当たりの参加者数は減らしていますが、同様の内容の講座を同日に繰り返し2度実施することによりまして、当初予定した受講者数は受け入れられるような、そういうような工夫は既に行ってございます。そうした工夫は今後も行っていきたいというふうに考えてございます。オンラインでの事業実施についても検討してまいります。
質問⑥
区の答弁⑥(担当課長)
3月, 2021
⑤令和3年 第1回定例会の予算総括質疑【満足度の高い公園づくりについて】
令和3年 第1回定例会の予算総括質疑まとめの続きです。
2.中野区基本計画について
(4)満足度の高い公園づくりについて
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質問①
区の答弁①(担当課長)
間ひとみ
質問②
区におけるプレーパーク設置の期待がされています。昨日は上高田台公園のプレーパーク、草っパラダイスの開催日でしたので行ってみましたが、ものすごい数の子どもたち、保護者や地域の方であふれていました。ほかの公園では味わえない遊びを求めて、南台や鷺宮からもわざわざ訪れた親子もおられました。プレーパークが区民から求められていて、それは親子だけではなく、地域の方、祖父母にとってもかけがえのない場所であるということを強く感じました。さて、中野区基本計画(素案たたき台)の中でプレーパークについて示されていますが、施策25の事業の展開に、プレーパーク活動支援事業とあります。プレーパークの活動を支援するんですか。
区の答弁②(担当課長)
基本計画に掲げたところでは、区では地域の団体から提案を受け、放課後子ども教室推進事業を委託して実施しておりまして、実施団体の活動を支援しているところでございます。
質問③
区の答弁③-1(担当課長)
区の答弁③-2(担当課長)
質問④
区の答弁④(担当課長)
質問⑤
区の答弁⑤(担当課長)
再整備計画、今後お示ししていくんですけれども、その中でも、style=”color: #1464b3;”>一応プレーパークの活動の支援ということで、占用許可等で公園緑地課としては支援していきたいというふうに考えているところでございます。
質問⑥
区の答弁⑥(担当課長)
あくまでも都市公園というのは子どもからお年寄りまでを対象とした公園でございまして、特定の子どものみを、子どものみを対象とした常設のプレーパークというのはちょっと考えていないところでございます。
質問⑦
区の答弁⑦(担当課長)
子育て先進区の実現というのは、基本計画においても重点プロジェクトとして位置付けていることでございます。プレーパークの設置については、そのためにも大変重要だと認識しておりますので、積極的に検討してまいりたいと考えています。
間ひとみ
渋谷区ではパークPFIにより、飲食、売店などの収益施設を設置するとともに、特定公園施設としてプレーパークに適した公園や広場2を整備するとしています。様々な取組がありますので、中野区として本当に皆さんに満足していただける公園、自慢したくなる公園というのがどんどん増えていくということを期待しておりますので、よろしくお願いいたします。
3月, 2021
④令和3年 第1回定例会の予算総括質疑【若者政策について】
令和3年 第1回定例会の予算総括質疑まとめの続きです。
2.中野区基本計画について
(1)若者政策について
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質問①
区の答弁①(担当課長)
令和2年度は6回ワークショップを行いました。そのうち2回はウェブ会議で行わせていただきました。
質問②
区の答弁②(担当課長)
回数を減らして予算の削減ということをさせていただきましたが、その中で工夫した、実際に集まらない形でも、今後のハイティーン会議の在り方や、若者政策の考え方など様々な議論を進めていきたいと考えております。
質問③
区の答弁③(担当課長)
見直し、拡充の視点としては、これまで18年間のハイティーン会議の活動について、学識経験者やNPO団体から意見聴取をし、またメンバーやOBさんたちとも共に今後の課題や今後の方向性についても検討していきたいと考えております。これまで確かに調べ学習ということに言われることもあるんですが、中高生が自由に表現し、そして意見を区政に届けるといった、この会議のその後の発信や、その後のことについて課題があったというふうに認識しております。その辺についても、次年度検討していきたいと考えてございます。
質問④
令和2年度予算に計上された若者施策についての調査研究費について伺います。どのように活用したのでしょうか、また、その結果はどう生かしていくのか伺います。
区の答弁④(担当課長)
調査研究費を活用し、学識経験者からの意見聴取を3回、それから他自治体への視察を2回、あと庁内の検討会議を3回実施いたしました。検討の結果については、総合的な若者政策の推進をするために、今後の方向性の考え方を取りまとめていく予定ですが、そこに生かしていきたいと考えてございます。
間ひとみ
質問⑤
私が故郷で若者政策に携わっていた頃と比べても、後回しにしがちな若者政策に目を背けず取り組む自治体が増えてきたと感じます。23区は若者の減少による危機感を肌で感じることが難しく、特に中野区においては20代から30代の単身者が多いため、楽観視してきた部分もあるように思います。全国的に若者政策の取り組みが広がっている今、調査研究で得たものを生かし、中野区としての若者政策の形を早期に確立することが求められます。そのためには、そもそもどういう理念を掲げて若者政策に取り組むのかということがないといけないわけですが、その考え方はもう決まっているのでしょうか。
区の答弁⑤(担当課長)
中野区基本計画(素案たたき台)において、総合的な若者施策の推進というものを掲げています。そのための主な事業として、中野区子ども・若者計画――仮称ですが――の策定を検討しているところです。今後、議会でも御議論いただきたいと考えておりますので、一定程度考え方を取りまとめて御報告させていただきたいと考えております。
間ひとみ
質問⑥
区有施設整備計画では、産業振興センターに中高生の居場所をつくるとしており、そのほかシルバー人材センターや教育振興会等が入り、複合交流拠点として転用するとしています。これが実現すると、これまで地域とつながってこなかった若者と地域の方々がつながるきっかけになり得ますが、単にそれが同じ施設内で活動するだけでつながりが生まれるわけではありません。若者と関わることに長けているNPO等の団体がその場に入り、若者同士の交流を活性化させること、そして他の世代の方々と交流し、そこで化学反応が起きるような関わりをしていただくことが複合拠点の肝となると考えますが、見解を伺います。
区の答弁⑥(担当課長)
全ての若者が自分らしく生き生きと成長できるよう、また仲間との交流によって社会性や他者への思いやりを育むことができるような、若者が幅広い交流できる場の提供は大変重要であるというふうに考えてございます。施設の運営に当たっては、若者政策に精通したNPO法人さん等の力も活用することも含めまして検討していきたいと考えております。
間ひとみ
3月, 2021
③令和3年 第1回定例会の予算総括質疑【環境政策について】
令和3年 第1回定例会の予算総括質疑まとめの続きです。
2.中野区基本計画について
(2)環境政策について
※(1)地域活動推進は時間の関係で飛ばしました
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令和2年6月12日に閣議決定された令和2年版環境白書において、「今後、豪雨災害時のさらなる頻発化、激甚化などが予測されており、もはや単なる気候変動ではなく、私達人類や全ての生き物にとっての存在基盤を揺るがす気候危機である」と示され、この白書を契機として、環境省は気候危機を宣言。10月26日には菅総理が2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を宣言いたしました。環境省の気候危機宣言前に、既に99の自治体が2050年カーボンゼロ表明をしておりましたが、本年2月26日時点で289の自治体が表明している状態であり、今後もその数の増加が予想されています。国や都とも連携を図りながら、その目標を達成すべきと考えております。
質問15
間の質問
令和3年度の環境予算ですが、財政面が困難であるとはいえ、中野区基本計画(素案たたき台)の中の重点プロジェクトにもかかわらず、目玉と言えるものが蓄電システムの導入支援のみ、しかも、昨年度執行できなかったものであるというのは、物足りなさを感じずにはいられません。この蓄電システムの導入支援の内容について教えてください。
担当課長の答弁15
この助成制度につきましては、太陽光発電設備と連携する4キロワットアワー以上の蓄電容量を有する蓄電システムの導入経費の一部を補助するものでございます。太陽光発電設備と蓄電システムの連携により、日中に太陽光により発電された余剰電力を夜間にシフトして使用することが可能となりますので、電力事業者からの購入電力を減らし、再生可能エネルギーを最大限に活用することとなります。区内の民生家庭部門における二酸化炭素排出量の削減、脱炭素社会の実現に貢献するものと考えております。補助対象は区民及び集合住宅等の管理組合、地域団体でございまして、令和3年度は1件当たり補助額は10万円、助成件数125件を見込んでいるものでございます。
質問16
間の質問
こちらについては、想定以上の申込みがあった場合はどのように対応していくお考えでしょうか。
担当課長の答弁16
補助金は予算の範囲内で執行する原則ではありますけれども、年度半ばで予算の枠を超えることが見込まれた場合は、補正予算の提案について検討する可能性もございます。
名ばかりの重点プロジェクトにならないよう、環境政策を執行していただきたいと思います。私としては、重点プロジェクトとしてやっていただくべきことが多々あると思いますので、伺っていきます。
質問17
間の質問
ゼロカーボンシティの実現について伺います。令和3年8月に策定予定の第4次中野区環境基本計画の中でカーボンシティ宣言をするとのことですが、今定例会ではその素案が報告される予定となっています。その中で重点プロジェクトらしい施策を示していく必要があり、そして脱炭素社会の実現に向けた取組を実行していく必要があります。第4次中野区環境基本計画の策定後、区がゼロカーボンシティを実現するためのシナリオはどのように描いているでしょうか。
担当課長の答弁17
これから改定する環境基本計画は期間を10年間と想定しておりまして、5年ごとに見直しをすることとなっております。区有施設の脱炭素化を進めるとともに、現状の環境の実情を把握しながら、中野区の特性を十分勘案し、区民、事業者との連携・協働の下、取組を進めていくという考えでございます。
質問18
間の質問
ゼロカーボンシティの実現は自治体のみで達成することは不可能です。これまで区は、環境分野に関して、区民や民間企業、団体等との議論の場を設けたことはありますでしょうか。
担当課長の答弁18
平成22年の4月に区民や民間企業、団体との連携による中野地球温暖化対策地域協議会を設けたことはあります。改定について検討中の環境基本計画では、環境保全について産学官民での連携・協働に向けたネットワークづくりについて検討することとしております。
10年ぐらい前だと思うので、たいぶ経っているなと感じます。区民や民間企業、団体としっかりと議論し、一緒になって取り組むことが達成への近道だと思いますので、よろしくお願いいたします。
質問19
間の質問
札幌市では気候市民会議さっぽろ2020を実施し、無作為抽出で募った市民と一緒になって、具体策について議論しました。中野区でも区民や民間企業、団体等と具体策を議論する場として、気候市民会議中野の開催を検討されてはいかがでしょうか。
担当課長の答弁19
中野区基本計画の素案たたき台には、施策として、脱炭素社会の推進や気候変動への適応を掲げており、気候変動への適応に関する意識の浸透を進めていくためにも、議論の場をどのように設定していくべきか調査研究し、検討を進めてまいりたいと思います。
質問20
間の質問
区はこれまで環境アドバイザーの育成と派遣を行ってきましたが、育成の内容と現在の登録者数、活動状況について伺います。
担当課長の答弁20
学校や団体など地域で環境講座や簡易な省エネルギー診断ができる人材を育成する講座として、地域環境アドバイザー育成講座を平成18年度から平成20年度にかけて実施いたしました。講座修了者を地域環境アドバイザーとして認定し、現在の登録者数は14名でございます。令和2年度は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、派遣は実施はしてございませんが、昨年度は2回の派遣の実施がございました。
質問21
間の質問
育成の講座を受けてから活動し続けてくださっている方もいらっしゃると思います。SDGsをはじめ、ゼロカーボンシティを区民や民間企業、団体と共に実現していくためには周知や勉強会が必要です。環境アドバイザーを活用すべきと考えますが、いかがでしょうか。
担当課長の答弁21
ゼロカーボンシティの実現のためには、区民、事業者との連携・協働が必要でございます。今後、区内の環境に関心のある区民に対して、身近なところで環境保全活動や関連情報等を提供するなど、効果的な環境アドバイザーの活用についても検討してまいります。
質問22
間の質問
御家庭や事業所向けの環境関係の補助制度等を紹介した「エコサポート2020」という冊子に、東京都の予算を活用できるメニューがたくさん掲載されています。こういった広報物は冊子としては数に限りがありますが、オンライン上でも公開されており、広く区民に周知すべきと考えますが、いかがでしょうか。
担当課長の答弁22
区民並びに事業者に対する国及び都の脱炭素社会の実現に向けた補助制度などについては、区のホームページにおいて掲載済みでございます。スマホなどからも情報収集が容易になるように、多様な情報提供のあり方についても検討してまいりたいと思います。
質問23
間の質問
神奈川県では、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス、通称ZEH(ゼッチ)の普及を促進するため、県内で住宅を建設する工務店向けの研修会を行っております。ZEH(ゼッチ)の普及は脱炭素社会の実現に欠かせない取組であります。今後は環境配慮なしの仕事は難しくなってくるでしょうから、知識を身につけなくてはなりません。区内事業者支援の一環として、区でも工務店向けのZEH(ゼッチ)セミナーを開催されてはいかがでしょうか。
担当課長の答弁23
御指摘の事業者支援につきましては、中野区基本計画の重点プロジェクトに掲げた活力ある持続可能なまちの実現において、脱炭素社会の実現を見据えたまちづくりへの組織横断的取組を行っていく中で、区内事業者支援のためにどのような事業ができるのか、調査研究をしていきたいと考えております。
地域循環共生圏について伺います。
平成30年4月に閣議決定された第5次環境基本計画では、今後の目指すべき社会像として、地域循環共生圏が掲げられました。地域循環共生圏とは、各地域が足元にある地域資源を最大限活用しながら、自立・分散型の社会を形成しつつ、地域の特性に応じて資源を補完し合うことにより、環境・経済・社会が総合的に循環し、地域の活力が最大限に発揮されることを目指す考えであり、地域でのSDGsの実践、ローカルSDGsを目指すものです。
例えば、昨年度行われた「なかのエコフェア2019」にて、区内企業がCSR活動の一環として、木材パレットのブースを出展してくださいました。ブースはとてもにぎわっており、子どもたちが楽しそうに遊んでいました。区内にある企業が地域資源として活用される場をつくり出していくことも、地域循環共生圏の考えです。
質問24
間の質問
今やCSR、企業の社会的責任が求められる時代です。区内企業にCSR活動の一環としての協力をお願いすることで、企業価値を高めることにつながれば、それは事業者支援にもなります。全ての事業において言えることではありますが、今後、環境分野においても、そういった考え方からも民間との協働の機会をつくっていくべきと考えますが、いかがでしょうか。
担当課長の答弁24
平成31年度のエコフェアにおいて、木製パレットでつくられた迷路コーナーなど、企業の環境保全に資する取組の紹介や、様々な子ども向けの体験の提供を通じて、森林の保護や地球温暖化防止への関心を高めることができたと考えております。このほかにも、民間企業が実施した衣料のリサイクルにより150件程度実績がございました。今後も脱炭素社会の実現に向けた啓発を推進するために、区内企業との連携・協働を積極的に行っていきたいと考えております。
地域循環共生圏の地域間で補完し支え合うという考え方は、中野区で言えば、例えば里・まち連携のことです。今回初めて森林環境譲与税を活用して、区役所3階にキッズコーナーが整備され、配置された木製品は、里・まち連携自治体であるみなかみ町の木材を活用しております。令和3年度は学校や図書館、一時保護所施設などが対象となっているようですが、森林環境譲与税も、地域循環共生圏を意識して、その使い方、引き続き考えながら行っていただきたいと思います。
再生可能エネルギー由来の電力を使う場合で、例えば、世田谷区は長野県との連携によって、水力発電所から再生可能エネルギー由来の電力を購入し、保育所、保育園の施設に導入していますが、こういったことも地域循環共生圏の考え方です。中野区においても、里・まち連携自治体である喜多方市やみなかみ町にも電力会社がありますし、連携自治体で発電された再生可能エネルギー由来の電気を仕入れることも可能かと思います。
質問25
間の質問
既に区役所本庁舎と幾つかの施設は再生可能エネルギー100%であり、それ以外にも、小学校など清掃工場の焼却熱を利用した二酸化炭素排出係数の低いものを使っている施設があるということですが、これまでは高圧電力、低圧電力の関係や、安定供給が可能かどうかの観点から、一部区有施設では再生エネルギー由来の100%の電力への切替えが難しいという判断をしていたと思います。脱炭素社会を目指す流れの中で、状況が変わっている場合もあるかもしれません。切替えを推進していくべきではないでしょうか。
担当課長の答弁25
現在、本庁舎など11か所の施設において再生可能エネルギー100%の電力を、また小・中学校46か所では二酸化炭素排出量の低い電力を選択しているものでございます。今後、これらの施設以外においても、再生可能エネルギー由来の電力など、二酸化炭素排出係数の低い電力を選択していきたいと考えてございます。
質問26
間の質問
次に食品ロス、ごみの削減について伺います。
家庭から排出される燃やすごみのうち、未利用食品は年間でどれぐらいの量となっていますでしょうか。
担当課長の答弁26
区では毎年度、ごみの組成分析調査というものを実施してございまして、昨年度の調査では、燃やすごみの中の未利用食品は3.7%でございました。年間の燃やすごみ量が5万4,088トンであったため、これに3.7%を乗じますと、昨年度は年間で約2,000トンもの未利用食品が廃棄された試算になります。
2,000トン、かなりの量だと思います。ある食品会社の調査によると、フードロスの中で最も捨てられがちなのは野菜類とのことです。しかしながら、区が今年度から事業を開始したフードドライブ事業では、お米以外の生鮮食品は対象外となっており、野菜などは受け付けていません。区として何らかの対応は検討していくことが求められると思います。
質問27
間の質問
家庭で使い切れない野菜ごみなどにしないためにも、生ごみの削減につながるコンポストは有効手段の一つと思います。最近は社会課題を解決するためのソーシャルビジネスの開発が盛んで、見た目がおしゃれで、都会のベランダにも置きやすいコンポストも開発され、若い人を中心に流行しています。区はコンポストのあっせんを行ってきましたが、助成制度もあってもいいのではないかと考えますが、見解を伺います。
担当課長の答弁27
生ごみコンポストにつきましては、ごみの減量に効果があると考えてございますので、区としても区民にあっせんを行っているところでございます。今後も生ごみコンポストの効果などをさらにPRしていくとともに、あっせん品目の充実を検討していくことを考えてございますけれども、>現段階では購入費用に対する助成を行うことは考えてございません。
質問28
間の質問
令和2年度から始まったフードドライブ事業は、若い人や子育て世代の興味・関心も高く、SDGsの取組を広げていくきっかけにもなり得ると考えています。現在、フードドライブの受付窓口は区役所8階の環境部と区内2か所のみです。もっと身近なところで区民がこの事業に参加できるよう、受付窓口はもっと増やすべきと考えますが、いかがでしょうか。
担当課長の答弁<28/p>
区民にとって身近な場所でフードドライブ事業に参加することができるよう、現在の2か所以外の場所での受付について、今後検討していきたいというふうに考えてございます。
質問29
間の質問
区はこれまでごみ減量、リサイクルについては、リデュース・リユース・リサイクルという3Rを推進してきましたが、昨年7月にレジ袋の有料化が始まったこともあり、ごみになるものを受け取らずに断るというリフューズが区民にとって生活の一部になっていることもあり、リペアも含めた5Rというように、より広く捉えた取組を行っていくべきと考えますが、見解を伺います。
担当課長の答弁29
ごみ減量、リサイクルにつきましては、基本的にはリデュース・リユース・リサイクルのいわゆる3Rを今後、区として推進していくこととなりますけども、今、委員の方からあったように、リフューズですね。事前に断るとか、リペアという取り組みもごみ減量につながると考えてございますので、これらについても様々な機会を捉えて周知啓発を行っていく考えでございます。
令和3年 第1回定例会、他の質問はこちら
令和3年度・当初予算案について
(1)ふるさと納税について
(2)DXの推進について
中野区基本計画について
(3)若者政策について
(4)満足度の高い公園づくりについて
(5)産前・産後ケアについて
3月, 2021
②令和3年 第1回定例会の予算総括質疑【DXの推進について】
令和3年 第1回定例会の予算総括質疑まとめの続きです。
3月, 2021
①令和3年 第1回定例会の予算総括質疑【ふるさと納税について】
令和3年3月1日の予算特別委員会で総括質疑を行いましたので私なりにまとめたものをご報告いたします。
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9月, 2020
出産~無痛分娩という選択肢~
おかげさまで順調に、2910gの健康な娘を出産することができました。産後は嘔吐などあったものの夜ご飯はしっかり完食し、むしろ足りなくて夫に差し入れをお願いしたほどです。皆さまからのエール、とても嬉しかったです💐ありがとうございました!
退院した後は中野区の産前産後ケア事業の一つである、松が丘助産院さんの4泊5日のショートステイを利用します。こちらはまたリポートしたいと思います。
〜『無痛分娩』を経験してみて〜
無痛とはどれ程のものなのか?
それほど期待せずに、ある程度の痛みは覚悟で出産に臨みました。ところが本当に・・・全く痛くない。「無痛」でした。これで産まれちゃうんだ?という感じだったのには驚きです。
いきみ始めるまでの時間は振り返れば優雅なもので、朝食を楽しみ、テレビを見ながら20〜30分おきに血圧と熱を計り、たまに診察がありグリグリされるも痛みの感覚は一切なく、そして昼食を楽しみました。午後になってすぐに「そろそろ子宮口の開きが10センチまで来たねー」と言われると準備に移り、チームの方々が参戦。
指示通りにいきむと、上手上手!と褒められ、1時間ほどでスルッと身体の内側からこの世界に娘が産まれて来てくれました。最初から最後まで気持ちに余裕のある出産でしたね。
痛さで叫んだのは、麻酔前の朝の健診で直径3〜4センチの風船を入れた時だけ。後で抜かれたソレを見て、あんな小さいので叫んだんだ😳と思ったくらいのものでした。それほど痛みに敏感な私でも、もう一度出産にチャレンジしてもいいかなと思えたことは大きいです。
たまたま最寄りの産院で産もうとしたら無痛分娩の経験豊富な産院だったのは強運なことですが、女性が出産時に選択できる方法の一つとしてもっと普及したらいいのにと心から思います。自然分娩でしか味わえない良さもあるため、あくまでも「選択できる」のが理想です。
恐らく、ほぼリラックスしていたので母体の回復も早いのではないかと思います。とはいえ悪露やら会陰切開やらで地味な痛みが続きます。まだまっすぐ立ってスタスタは歩けません。ダメージを軽視せずに体をしっかり休めて、仕事復帰を目指したいと思っています。
9月, 2020
少しでも安心して保活に取り組める中野区へ…
保育所の入園申込書類に関する冊子『中野区 保育所等のごあんない』が誕生し、「以前よりぐっと見やすくなった」「提出書類が簡素化されて助かる」などのお声がある中、「(1階特設会場にて相談を受け付けますが)書類の確認などは行いません(冊子P.10)」「書類提出後、不足書類についての連絡は行っていません(冊子P.25)」という文言が物議を醸しました。
ただでさえ大変な保活。頑張って書類を提出しても、不備があったら審査してもらえないの?と不安を感じる保護者続出の事態に…。
冊子はオンラインでも見られます。
https://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/244000/d018503_d/fil/goannnai1-6.pdf
「書類提出後、不足書類についての連絡は行っていません(冊子P.25)」について
これに関して、私の所属している会派(立憲民主党・無所属議員団)も問題視し、担当課長に是正を求めました。(他の会派、同僚議員もそれぞれ是正を求めたと思います。)
その際話を聞いてみると、実際は不備があったら連絡すること、HP上でも区民に対して補足説明をする旨確認できました。
しかしながら、補足説明がなされた現在のHPの文章においても結局いつまでに書類を提出しなければならないのか、本当に不備の連絡をもらえるのかがいまいち明確でないと感じ、未だ不安を覚える保護者が数多くいらっしゃいます。そこで再び、担当課長に現状を伝え、さらなる改善を求めました。
改善の要望としては、以下の通りです。
①結局いつまでに提出すれば間に合うのかがわかるような明確な表現をすること
②不備があったら連絡する旨をより明確に書くこと
③これらをHPに掲載し、冊子にも補足説明として挟み込むこと
※書面にて明確にして欲しいということも伝えました。
担当課長の回答は、「どのような表現が可能か考えさせてください」とのことでした。
今回の話の中で以前は追加書類があれば締め切り後でも受領してくれた件に関しても伺いましたが、それは今も変わっていないそうです。結局のところ、以前と対応が変わったわけではなく、追加書類/再提出書類のご連絡をした後その書類が整って再提出されるタイミングによっては利用調整が終了している場合もあり、その場合はさすがに対象にできないのでそういう事態にならないようどうか早め早めに行動してくださいねと言いたかったようです。 (そのように読み取れた方はほとんどいらっしゃらないと思います…)
また、不備のある書類によっては会社に再記入を依頼せねばならず、それなりの時間を要するかもしれません。それ故に一律にすべての人に向けた「結局いつまでに書類を提出すればいいのか」を明言しづらい現状も聞きました。
とはいえ、保護者のみなさんが不安を感じている状況を何とかしなければなりませんので、策を考えてもらう他ありません。少しでも不安要素を減らして保活に取り組めるよう、働きかけ続けます。
「(1階特設会場にて相談を受け付けますが)書類の確認などは行いません(冊子P.10)」について
10月5日(月)から11月6日(金)まで区役所1階特別集会室にて認可保育所のご相談を受け付けるとのことですが、通常の窓口相談の拡張版であり、記載の通りその場での書類確認はしないとのことです。
そこで、数日でもいいから期間を設けて書類チェックをしてもらうことはできないか提案してみましたが、そうしてしまうと来客が集中し、コロナ禍で密な環境を作ってしまうため今は難しいという回答でした。(来年は実現できたらと思います)
受付→担当職員がどんどんチェック→不備があれば随時連絡という流れだそうで、その場では書類確認してもらえませんがバックヤードでは職員による確認作業が粛々と行われます。
書類が簡素化されたとはいえ、不測の事態に備えてお早めの提出をされた方がいいと思います!
※出来上がった書類は原則郵送受付となりますが、1階特設会場(の専用ポスト等)でも受け付けするとのことです。また、地域事務所やすこやか福祉センターでも受け付けますが、締切は区役所締切日の5日前となります。
ちなみに、こちらが旧式資料(これは2018年のもの)。とても読む気になれませんね。
本年度版は書類の簡素化が図られ、昨年度までと比べて随分と良くなったと思います。さらに改善すべき部分は伝えて、また来年度分に組み込んでもらいましょう!(ご意見ください)
区民の皆さまのお声を届け続けることで改善を図ります。
お気づきのことがあればTwitterのDMや、個人メールにご連絡ください。 nakano.hazama@gmail.com
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